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瀬戸内国際芸術祭2010オフィシャルグッズ
丸亀うちわのデザイン

「丸亀モダン」「Setouchi Chat」

(会場各所にて販売)
会期:7月19日〜10月31日


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作品は瀬戸内海の七つの島と高松で開催される国際芸術祭のために公募された「Roooots 瀬戸内の名産品リデザインプロジェクト」のためにデザインしたコンペ形式のオリジナル作品です。アートがギャラリーという箱を出てオープンに展開され、地方の文化や伝統を重視し、アートによって地域の魅力を再発見するというコンセプトへの共感もあり、伝統工芸品である高松の丸亀うちわの部門にエントリーしました。結果として5品の枠の中で2点のデザインが採用されました。
 私達アーティストは、デザインとアートの垣根を越えて活動する社会的な存在として、鑑賞者にとって親しみやすいアプローチを模索する必要があります。会場の各所で実際に販売され、芸術祭の感動や体験体験の一部を持ち帰ってもらい、日常生活の中で実際に「使用する」スーベニア(お土産)的作品です。

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現代と伝統の融合を目指します。あえて伝統色を使わず、夏の海と島をイメージした爽やかな色を選んでいます。

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凹凸のある表面に合うように、なるべくシンプルなアートワークにしました。

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丸亀うちわの骨は伝統的に一本の竹を割って作られます。全て手作業で作られ、紙と竹で強度を保つ美しい構造を持っています。

「丸亀モダン」
文字や発音の美しさをそのままストレートに伝えるために、伝統的な日本の家紋をモチーフにデザインしました。亀の甲羅を模した六角形の構造は、隙間がなく、無駄のない安定した形です。これは丸亀うちわが長い間培ってきた歴史や、技術の確かさをあらわしています。芸術祭を通して、伝統工芸をこれからも受け継いでいくために、現代風にアレンジし、「丸亀」の名を認知していくことを目的としています。

「Setouchi Chat」
瀬戸内の青空にぽっかり浮かぶ雲をイメージした向かい合ったフキダシは、これから交わされるなにげない会話(チャット)をあらわします。芸術祭での出会いや、そこで生まれる目に見えないものをデザインしました。メッセージカードとしてプレゼントできるようになっています。

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企画:「Roooots 瀬戸内の名産品リデザインプロジェクト」 制作:Loftwork HP>情報はこちら
瀬戸内国際芸術際2010オフィシャルHP>情報はこちら

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