INSTALLATION
鹿の角で継ぎ、座を皮革で張り替え、アンバランスに修復されたいす。奥には捨てられるべき端材がシンボリックに展示されている。いすには実際に座る事ができるが、むき出しの自然は生々しく、同時に危うさを感じるだろう。人間は自然の一部である。人は自然に支えられている。 私たちはそれを良く知りながら同時にシャットアウトする。私たちは自然を愛すると同時に憎む。もう認めなくてはいけない。私たちが主語となる事はもう求められていないことを。わずかに私たちができることは、その成り立ちを知ること。そのために小さきものを拾い上げてつなげ直すことだ。それは、かならず大きいものとなる。
ありがとう
わたしをきずつける すべてのものたちへ
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