札幌駅前通地下歩行空間開通1周年記念 本作品は子どもを主な対象としたプロジェクトで展示されたインタラクティブな作品です。冬期は一日の通行延べ人数が3o,ooo人にのぼるこの空間で、通行者の参加を促すトリガーのような存在が必要だと考えました。昔の駅には必ずといっていいほど設置されていた伝言板ですが、モバイルの通信機器の普及によって、90年代にほぼ姿を消した失われた存在です。この作品は、駅のメタファーであり、失われた記憶を想起させます。ここで現れてくるものは、具体的に失われたモノではなく、現代の都市を映し出す人それぞれの時間、場所、記憶のコラージュです。感情がないかのように足早に行き交う人々の過去の失われた事物、不可視の「思い」を、映し出す鏡のような存在を作り出そうと試みました。
プロジェクト全体について 本プロジェクトで担当したVIやグラフィックはこちら。 子ども対象のワークショップ「チカホスクープ」の様子はこちらをご覧下さい。 以下主催者ウェブサイト 主催:札幌駅前通まちづくり株式会社 |